2024年11月26日より、日米両政府が日本国民向けに「グローバルエントリー」プログラムを拡大することを発表しました。これにより、これまで試験的プログラムで申請者数に制限があった日本国籍保有者も完全に申請が可能になります。
グローバルエントリーは、アメリカ国籍市民、アメリカ永住権保持者、およびプログラム参加国国民が事前審査を経て、信頼できる旅行者として認定されることで、アメリカ入国時の審査を簡略化し、迅速な通過が可能となるプログラムです。このステータスが付与されることで、ホノルル空港などでの入国審査待ち時間を短縮する専用レーンが利用でき、さらにアメリカ運輸保安庁(TSA)が管理する「TSA PreCheck」の専用レーンも利用可能となり、待ち時間が大幅に短縮されれこととなります。
申請は、アメリカ税関・国境警備局(CBP)のトラステッド・トラベラープログラム(TTP)のウェブサイトから行い、申請費用は120ドル、資格の有効期間は5年間です。年齢制限はないものの、18歳未満の申請には親または法定後見人の同意が必要です。申請後は、日米双方での審査後、3ヶ月以内に発行された戸籍謄本原本を簡易書留で東京入国管理局に送付し、その後、登録センターで面接を受ける必要があります。
このプログラム拡大に際して、ジョッシュ・グリーン ハワイ州知事は、日本政府と米国連邦政府に対して働きかけを行ってきたと述べ、日本からの旅行者に次回のハワイ旅行前にグローバルエントリー資格を申請することを勧めています。
日本国籍保有者の申請方法については、Global Entry for Citizens of Japan - How to Apply for Global Entry ページ(英文)にて説明されています。
※本件に関するご質問等は、米国弁護士等の専門家にお問い合わせされることを推奨致します。
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