ハワイのワクチン普及と観光市況について

ハワイでは2回目のワクチン接種を完了した人が47.8%を超え、5月30日時点で1日あたりの平均新規感染者数が32人、陽性率が1.4%となっており、東京都の陽性率が約5%であることを鑑みると、引き続き低い水準を保っていることが伺えます。

参照:ハワイ州保健局



2021年5月のハワイへの渡航者数は、コロナ禍前の2019年と比べると約70%まで回復しており、ワイキキを中心に大きな賑わいを見せております。

参照:ハワイ州旅行局

なお、渡航者の大部分は米国本土からによるもので、他国からは依然少ない状況ではございますが、ANAの超巨大機、エアバスA380型機「フライングホヌ」が、来たる8月、17ヵ月ぶりに成田~ホノルル線で再投入されるなど今後の渡航機会増加に期待できそうです。


また、昨年4月より休業が続いておりました、ワイキキにございます、免税店(TギャラリアワイキキbyDFS)及び、隣接するワイキキギャラリアタワーを含む 1.6エーカーの土地と建物が、アラモアナの高級コンドミニアム、パークレーン・アラモアナを手がけた、大手ディベロッパー・コバヤシグループの投資会社(ブラックサンドキャピタル)が購入する取引が進行中であることがニュースになり、大きな話題となっております。今後、同エリアがどのように生まれ変わるのか、非常に楽しみなプロジェクトです。


最後にホテルの稼働について、ハワイ州観光局のデータによると、ハワイ島の4月の稼働率は53.7%、オアフ島では47.0%、マウイ島では62.1%、カウアイ島では36.9%と回復基調にあります。ホテルにより稼働率に大きくばらつきがございますが、今後ワクチンの普及により米国本土以外の渡航者も増加すればさらに稼働率は改善していくものと思われます。

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