ハワイ州、デイビッド・イゲ州知事は、新型コロナの「事前検査プログラム」導入を、10月15日から開始することを発表しました。
全てのハワイへの訪問者は、出発の72時間以内に臨床検査室改善法(CLIA)に認定されているCOVID-19のPCR検査を行い、陰性であることの証明を提示し、到着時の体温に問題がなければ、14日間の自己隔離措置を免除されます。(※このプロセスを踏まない場合は、引き続き、到着後14日間の自己隔離が必須となります。)
現在ハワイ州で認められている事前検査は、臨床検査室改善法(CLIA)に認定されている検査所が認める、アメリカ食品医薬品局 (FDA) により承認されているPCR検査のみとなります。
尚、現時点では、ハワイ到着後に行われるPCR検査は予定されておらず、州当局が陰性証明の信頼性を確認する方法など、いくつかの重要項目の調整を急いでいるところのようです。
ただ、注意しなければならないのは、今回の事前検査プログラムについて、ハワイ州はPCR検査の条件に、「CLIA認定を受けた検査機関で、FDA承認を受けたPCR検査を行うこと」としています。その為、この条件に当てはまるPCR検査を行っている病院での検査が必要となります。
国内で、上記条件に当てはまる検査を行っている病院はいくつかあるようですので、CLIA認定のPCR検査を自己負担で受けることは可能のようです。※
参考程度とはなりますが、医療関係者に国内での検査費用を伺ったところ、日本でのPCR検査の価格は自由診療の扱いとなるため(各病院により多少の差異はありますが)、おおよそ約4万円程度 (証明書込み) が相場のようです。
※(2020.9.23更新)上記内容につきまして、新たな情報を得た為、アップデート致します。
残念ながら、今回のプログラムについて、米国以外で実施された検査は、ハワイ州では認められておらず、隔離免除の対象にはならないようです。(実質、米国内からの渡航者のみ対象の模様)。
したがって、米国外からの渡航者はこれまで同様、14日間の隔離が必要となり、日本からPCR結果を持参しても、隔離免除とはならない模様です。
その他の方法としては、まず米国本土に滞在し、認定機関で検査を行い、陰性結果を受理したうえでハワイへ渡航する、、という工程を経ることにより、14日間の隔離措置の免除が可能となる為、このような渡航方法も一つの手段になるかもしれません。
いずれにしても、帰国後は、日本政府の新型コロナ水際対策による帰国後14日間の隔離義務などの問題もあるため、実際のところ、当面アメリカ国内在住者向けの要素が大きいと言えそうです。
また新着情報がありましたら、お知らせいたします!
0コメント